ハチミツ的な何か ?ブーン系小説短編まとめ?

ブーン系小説短編まとめサイトですお( ^ω^)

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('A`)ドクオが留年したようです


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:19:16.10 ID:RaTroZv20

VIP大学 四月。

( ^ω^)「ういぃっすwwwwwあけおめことよろだおwwww」

川 ゚ -゚)「相変わらず典型的なゆとり大学生だな、ブーン」

( ^ω^)「ふひひ、サーセンwwwwでもフル単ですからwww残念www」

ξ゚?゚)ξ「はぁー。私がノート貸してあげたからでしょうが。全くもう」

川 ゚ -゚)「ツン、あんまりブーンを甘やかすなよ」

ξ゚?゚)ξ「えぇー。でも、幼馴染が留年なんてしたら、恥ずかしいし」


('A`)


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:23:04.46 ID:RaTroZv20

( ^ω^)「留年とかwwwもっかい二年生なんかやりたかねーおwww」

川 ゚ -゚)「こんなロクデナシでも卒業できるんだから、日本の大学はまだまだ甘いな」

ξ゚?゚)ξ「ま、単位なんて出てれば取れるしね。ほとんど遊びの場所と化してるから」

( ^ω^)「コツは、先輩から楽な授業の情報を予め聞いておく事だおwwww
       テストしか出てないのに単位うめぇwwww」

川 ゚ -゚)「先輩といえば、うちのサークルに六年生の先輩がいるな」

ξ;゚?゚)ξ「えぇー!? うっそぉ、六年生!?」


('A`)


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:25:09.26 ID:RaTroZv20

( ^ω^)「六年とかwwwwパネぇおwwww」

ξ;゚?゚)ξ「なんで!? そんなのってありなの?」

川 ゚ -゚)「いや、何でも家がお金持ちで、留年しても何も言われないらしい」

ξ゚?゚)ξ「へぇー。でも、将来どうするんだろう。
     今は不況だから、留年なんてしたら就職もないのにね」

川 ゚ -゚)「家を継ぐとか言ってたぞ。そこそこ大きい旅館らしい」

( ^ω^)「うはwwww道楽息子羨ましいおwwww」

('A`)「はは」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:28:50.43 ID:RaTroZv20
 
川 ゚ -゚)「そういえば、うちのOBに就職留年した先輩がいてな」

ξ゚?゚)ξ「うんうん」

川 ゚ -゚)「就職が決まらなくて、自殺したらしいぞ。
     この間、サークルでも話題になっていてな」

ξ゚?゚)ξ( ^ω^)「うっそー!!」

川 ゚ -゚)「元々、プライドが高い人だったらしいから、就職が決まらなかったのが
     よほど身にこたえたらしい」

ξ゚?゚)ξ「あー、でもわかるかも。留年プラス内定無しとか、生きる気力もわかないよねぇ」

( ^ω^)「留年した人の四割が一年以内に退学するらしいおwwww」

ξ゚?゚)ξ「へー。やっぱり、何の目的も無く留年するような人はどんどん人生転落していくのね」

('A`)「ハハハ」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:32:34.22 ID:RaTroZv20

川 ゚ -゚)「ま、ウチみたいな、こんなぬるい大学で留年するなんてよっぽどだろうけどな」

ξ゚?゚)ξ「ねー。そのくせ学費がバカみたいに高いのよねぇ」

( ^ω^)「うち、留年したら勘当とか言われたおwwwww
       いくら僕でも留年とかするわけねーおwwwww」

('A`)「あ、あのさ」

( ・∀・)「おーっす、皆さん」

ξ゚?゚)ξ「あ、ベンチャー企業を立ち上げて成功してるモララー先輩ぃ! キャー!」

( ・∀・)「やあ。いよいよ三年生だね、ツン、ブーン、クー。
      就職活動は早め早めにしておいた方がいいよ」

( ^ω^)「めんどくさいおwwwwwうはwwww」

川 ゚ -゚)「おいおい、ブーン。新卒で就職が決まらないと、今のご時世派遣ですら雇ってくれないぞ」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:34:52.94 ID:RaTroZv20

( ・∀・)「そうだね。今は派遣業界も危うくなってきてるしねー」

ξ゚?゚)ξ「そうなんですかぁ。大丈夫かなぁ、就職……無い内定だったらどうしよう」

( ・∀・)「なあに、皆は現役でしょ? じゃあ大丈夫だって。
      留年でもしない限り、どこか拾ってくれるさ」

川 ゚ -゚)「ああ、そうそう。今、留年の話をしていたんです」

( ・∀・)「え? 誰か留年したの?」

( ^ω^)「ちょwwwww何で僕を見るんですかwwww留年とかねーおwww」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:38:19.12 ID:RaTroZv20

ξ゚?゚)ξ「今のところ、皆大丈夫みたいですよ。うちはぬるいですからw」

( ・∀・)「ふうん。まあ、気をつけたほうがいいよ。
      留年は今、すっっっごく印象悪いから」

川 ゚ -゚)「そうなんですか?」

( ・∀・)「うん。日本の大学って、全体的にぬるいでしょ?
      だからね、留年=怠け者って思われるんだ。
      いや、何か目的や理由があって留年してるならまだマシだけどね」

( ^ω^)「ちょっと世界を旅してました(笑)」

( ・∀・)「ハハハ。まあ、就職活動では必ず突っ込まれるから、留年はよしといたほうがいいよ。
      下手すると、ブラック以外どこも雇ってくれないからさ。書類審査で落ちる可能性も高いし」

ξ゚?゚)ξ( ^ω^)川 ゚ -゚)「へぇー」

('A`)


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:41:36.24 ID:RaTroZv20

( ・∀・)「あ、皆はゼミとかもう決まった?」

( ^ω^)「面接は得意だから一発でしたおwwwゼミ難民ざまぁwww」

ξ゚?゚)ξ「ほんと、あんたってコネはあるわよね……。一応、私とクーも決まりました」

( ・∀・)「ゼミは入っといた方がいいよー。
      いつの時代も、教授のコネで入るのが一番楽だし確実だから」

川 ゚ -゚)「コネですか。私は自分自身の力で入りたいですけどね」

ξ゚?゚)ξ「クーは真面目ねー」

( ^ω^)「そういえば、ドクオってどのゼミだったかお?」

('A`)「あ、お、俺? やる夫ゼミだけど……」

( ^ω^)「ふうん」



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:41:38.17 ID:NqaN4mr40
クリスマスに見て泣いたドクオのコピペ

J( 'ー`)し「毒男・・・今夜は七面鳥買ってきたから一緒に食べましょう」

('A`)「・・・今日はち・・・ちょっと予定があるから一緒には食べれないんだ・・・」

J( 'ー`)し「あらそうなの、良かったわね一緒にお祝いする人が出来て」

('A`)「ハハハ・・・と・・・当然だろ?もう俺だって20歳なんだぜ?」

J( 'ー`)し「じゃあもし後でお腹がすくといけないから一応毒男の分は取っておくわね」

('A`)「い・・・いらないよ・・・だって今日はたくさんご馳走を食べてくるんだぜ?」

J( 'ー`)し「・・・そう・・・」

('A`)「じゃあ行ってくるから・・・(ゴメンかーちゃん・・・実は見栄を張りたかっただけだったんだ)」

数時間後

('A`)「ふぅ?寒い寒い・・・お腹すいたな・・・家にそろそろ帰るかな・・・」

('A`)「ただいまー」

手紙【この七面鳥は食べ切れなくて残したのでお腹がすいたら暖めて食べて下さい 母より】

('A`)「これまだ一口も食べてないじゃないか・・・(ゴメン・・・かーちゃん・・・本当にゴメン・・・)」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:45:18.88 ID:RaTroZv20

ξ゚?゚)ξ「今年はゼミに入れなかった人が300人もいるんですってね」

川 ゚ -゚)「こればっかりは、椅子の数が決まってるから仕方ないな。
     入れたことを幸運に思わなければな」

( ^ω^)「そういえば、留年したらゼミとかどうなるんですかお?」

( ・∀・)「そりゃ、入れないに決まってるでしょ。それ最悪」

ξ゚?゚)ξ「当たり前じゃない。せっかく入れてくれるっていうのに、
     留年なんてふざけた理由で入れないなんて、無礼にもほどがあるわ」

('A`)「あ、で、でも来年また入れてくれたりとか」

( ・∀・)「あー、ないない。むしろ教授達の間でブラックリスト入りして
      どのゼミにも入れなくなるよ」

( ^ω^)「教授間の黒い繋がり(笑)」

ξ゚?゚)ξ「ま、でも留年の心配は私達がすることじゃないわね」



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:48:59.58 ID:RaTroZv20

( ・∀・)「っと、それじゃ、僕はこれで失礼するよ。
      今日は教授から講義依頼を受けていてね。それじゃ!」


ξ゚?゚)ξ「はぁー。モララー先輩かっこいいなぁ。出来る若手社長って感じ」

( ^ω^)「うはwwwwwエリートwwwww」

ξ゚?゚)ξ「あんたみたいな劣等生とは月とスッポンね」

川 ゚ -゚)「私達も見習わないとな。早く一人立ちしたいものだ」

ξ゚?゚)ξ「クーはもう十分一人立ちしてるじゃない。
     学費とかも、全部自分で払う事にしてるんでしょ?」

川 ゚ -゚)「まあな。社会人になったら全部親に返すつもりだ」

( ^ω^)「偉すぎワロスwwwww」

('A`)「えらいなぁ」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:52:54.08 ID:RaTroZv20

( ^ω^)「そういえば皆、授業はもう決まったのかお?」

ξ゚?゚)ξ「うん。三年になったら独自のカリキュラムに入るから、皆と結構被ってると思う」

川 ゚ -゚)「そうだな。また一年間、よろしく頼む」

ξ゚?゚)ξ「クーったら、もう。堅苦しいことぬきにしようよ!
     友達なんだからさ!」

( ^ω^)「そうだおwwwwマブダチだおwwwww」

川 ゚ -゚)「友達か。ふふ、そうだな」

ξ゚?゚)ξ「そうだ。今年の夏も皆でサマーランド行きましょうよ」

( ^ω^)「だおだお。今度こそ渋滞を避けるおwwwww」

川 ゚ -゚)「またブーンの運転か? コイツの運転は危ないからなぁ」

( ^ω^)「ひどすwwwwww」

('A`)「サマーランドかぁー……。何かサマーって感じでいいよね、はは」

( ^ω^)「え?」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 17:55:03.82 ID:RaTroZv20

('A`)「あ、いや、ハハ」

( ^ω^)「昼飯どこで食う?」

川 ゚ -゚)「じゃ、いつも通りオムで落ち合わせよう」

ξ゚?゚)ξ「んじゃ、ドクオ君。席とっといてね」

('A`)「あ、うん。俺、二限ないし大丈夫」

( ^ω^)「んじゃ、また後で会おう明智君www」

ξ゚?゚)ξ「あんたは私と授業一緒でしょうが。このおばか」

( ^ω^)「いてぇwwwwノートよろしこだおwwwツンツーン」

ξ゚?゚)ξ「誰がツンツンじゃ!」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:10:44.61 ID:RaTroZv20


食堂 OMU

('A`)「はぁ……やばいよなぁ。留年したとか言える空気じゃねーよ」

('A`) カチカチ(携帯)

( ^Д^) ホ"゚?゚)レノハ#゚?゚) わいわいがやがや ぎゃははははwwwww

('A`) ビクッ

('A`)(お、俺じゃないよな)

カチカチ

Google検索『留年 就職』


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:14:10.22 ID:RaTroZv20

『留年したけど就職 まとめサイト』

・体験談 Aさん
マーチで一留。就職出来ました。
やはり留年した一年間に何をやっていたかが重要。
あと語学とかに強いと有利です。

・体験談 Bさん

某私立大学二留。中堅小売業内定
重要なのはコミュニケーション能力。ディスカッションでの積極性など。


('A`)「あれ?」

('A`)「何だよ。結構いけるじゃん」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:16:30.78 ID:RaTroZv20

('A`)「はぁー、心配して損したわ」

('A`)(あいつらも何だかんだ言って、相談したら親身になってくれるだろうな)

――
     ξ゚?゚)ξ「友達なんだからさ!」
     ( ^ω^)「マブダチだおwwwwww」

――

('A`)(結構、飲みとか一緒に行ってるし)

('A`)(何だかんだで飯も毎日一緒に食ってるしな)



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:18:31.75 ID:RaTroZv20

数時間後。

( ^ω^)「うぃーっすwwwはらへりだおーwww」

ξ゚?゚)ξ「あんた、ずっと寝てたでしょ! もー、ほんとやる気ないんだから」

('A`)「お、おう。こっちこっち」

( ^ω^)「おー、サンキューwwwwあれ?食券は?」

('A`)「え?」

( ^ω^)「食券。買っといてくれたんじゃないのかお?」

(;'A`)「え、あ……い、いや、買ってないけど」

( ^ω^)「え?」

(;'A`)「あ、え?」

ξ゚?゚)ξ ハァー


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:22:37.17 ID:RaTroZv20
 
川 ゚ -゚)「すまんすまん、遅れた」

ξ゚?゚)ξ「あ、クー。ドクオ君が食券買ってないってー」

(;'A`)「ご、ごめん」

( ^ω^)「だからぁー。僕はOMUだったらチャーハン。ツンはマーボー。
       クーはUDONだって決まってるってさぁーもー」

川 ゚ -゚)「食券なら、私が買っておいたぞ」

ξ゚?゚)ξ「うそ! クー、さっすが!」

( ^ω^)「ktkrwwww」

川 ゚ -゚)「ほら、ブーンのはこれ、ツンのはこれだ」

ξ゚?゚)ξ「ありがとー。お金払うね」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:26:11.07 ID:RaTroZv20

川 ゚ -゚)「ああ、いらんいらん。ツンにはこの間、驕ってもらったからな」

ξ゚?゚)ξ「そうだっけ? クー、よく覚えてるわね」

川 ゚ -゚)「まあな。ブーン、お前は払えよ」

( ^ω^)「ちぃぃ! このまま僕も驕ってもらおうと思ったのに!」

川 ゚ -゚)「友人といえど、ギブ&テイクの関係は大切だぞ。
     ギブ&ギブの奴はハブかれるのが落ちだ」

( ^ω^)「あ、じゃあ僕はムードメーカーって事で、明るい雰囲気をテイク!」

ξ゚?゚)ξ「はいはい、ワロスワロス」

( ^ω^)「ちょwwww滑ったwwwww」

川 ゚ -゚)「さて、アホは放っておいて飯を取りに行くか」

('A`)「あ、俺の食券は……」

ξ゚?゚)ξ「行こ行こ」

( ^ω^)「ちょwwww置いてくなしwwww僕もとりいくおwwww」



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:29:28.88 ID:RaTroZv20

食券機 ΩΩΩΩΩΩΩΩ ズラー

('A`)「うわ、めっちゃ混んでる……」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、ちょ、デレじゃぁん! 入れて入れて!」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、ミセリー! うんうん、いいよー。てかマジ行列ハンパなくない?」
ミセ*゚ー゚)リ「助かったー。席とかとってある?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん。もち?」


('A`)「割り込むなよ……ハァ」

ζ(゚ー゚*ζミセ*゚ー゚)リ ぺちゃくちゃ でさーマジありえなくてー

('A`)(うるせぇ……)


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:31:03.64 ID:RaTroZv20
 
('A`)「あぁ、やっとうどん取れた」

( ^Д^) 「でさー、うちの合宿やばくてよー」

ドン!

('A`)「あっ」

( ^Д^)「ってマジちょ」

('A`)「す、すいません」

( ^Д^) チッ

('A`)(うどんの汁が腕にかかった……最悪だ)


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:34:33.35 ID:RaTroZv20

('A`)(って、いかん。何ネガティヴになってるんだ俺。明るくいかないと)

('∀`)(笑顔だ、笑顔)


( ^ω^)「あー、まじ食いすぎたおwww」
ξ゚?゚)ξ「これだからピザ予備軍は」
川 ゚ -゚)「早食い大食いは健康にもよくないぞ。
     特殊講義でやったのだがな、人間の胃というものは………
     ……で、あるからして」

('∀`)「ど、ども?。ちょっとうどんが通りますよ?」


川 ゚ -゚)「……」


('∀`)「へ、へへ。俺もうどんにしちゃった(笑)今年初うどんだし俺」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:36:49.00 ID:RaTroZv20

( ^ω^)「あ、あぁ……初うどんね」

川 ゚ -゚)「で、話の続きなんだが」

ξ゚?゚)ξ「うんうん」

('∀`)「今日は俺、辛味めっちゃ入れちゃうわ?。
    強気で攻めてみるドクオ君なのであります」

ぱっぱっ

('∀`)「うわ、辛っ。あ、ちょ辛すぎtぶほぇっごほっ!」

( ^ω^)「うわ」

ξ゚?゚)ξ「ちょ、汚い!飛ばさないでよ!」

('A`)「あ、ご、ごめん」

川 ゚ -゚)「水でも飲んでろ」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:40:05.43 ID:RaTroZv20

ξ゚?゚)ξ「……」
( ^ω^)「……」
シィーン

(;'A`)(あ、や、やばい。空気を変えないと)

('∀`)「そ、そういやこの間さぁ、スーパーで林檎買ったんだけど」

ξ゚?゚)ξ「林檎ダイエットって昔あったよね」

川 ゚ -゚)「あー、あれはだめだめ。栄養バランスが偏りすぎてむしろ逆効果だ」

( ^ω^)「マジかお?うわー、騙されたお。アブトロニック以来の騙されっぷりだおwwww」

ξ゚?゚)ξ「あんた、ダイエットしてたんだ……つーか、アブトロニックって古っ!」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:43:47.02 ID:RaTroZv20

('A`)(駄目だ……話に乗れねぇ)

('A`)(そ、そうだ。こういう時は、あいづちがいいって本に書いてあったな)

ξ゚?゚)ξ「ブーンはもっと運動した方がいいわよ」

('A`)「うんうん」

( ^ω^)「無理だおwww運動とかテラだるすwwwww」

('A`)「あー、わかる」

川 ゚ -゚)「メタボ予備軍だな。せめて間食を減らすとか、そういう努力をしたらどうだ」

('A`)「うーん」

川 ゚ -゚)「……私はブーンに言っているんだが、何でお前がうなるんだ」

('A`)「え、あ……すんません」

('A`)(真顔で怒られた)



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:46:01.21 ID:RaTroZv20

――……

帰り道。

('A`)「ハァ……結局、留年したこと言えなかった」

こうして一人で帰るのはいつものことだ。
他の三人は、サークルがあるのだ。俺は何も入っていない。

('A`)「サークル、かぁ。今さらだよなぁ」

('A`)「やっぱ、スタートで失敗したのが痛かったよなぁ・・・」


……




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:48:29.52 ID:RaTroZv20

―ドクオ、入学当時―

「うちのサークルは最高だよーwww」
「スキーとかピクニックとか、オールレジャーだからwwww」

('A`)(サークル入らないと大学生活は楽しめない。
    この時期を逃しちゃだめだ。いくんだ、俺)

('A`)「あ、あのぉ。サークル入りたいんですけど」

「え……うち?」

('A`)「は、はい。俺、ドクオっていいます」

「あ、ああ。一年生、だよね」

('A`)「? は、はい。そうです」

「どうする?」
「え、いや……いいんじゃないの?」
「いや、でもさ。明らか……」



72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:50:41.69 ID:RaTroZv20

('A`)「あ、あのぉ」

「あ、ごめんごめんwwwwま、まぁコンパやるからきてよwww
 場所と日時はこれに書いてあるからwww」


('A`)(コンパって酒飲むんだよなぁ。俺、まだ18なのにいいのか?)

('A`)(いや、そういう堅苦しいのは駄目だ。もっとはじけないと。
    大学生になったんだから彼女作って酒飲んで、遊ばないと)

('A`)「よし……!」



73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:52:22.56 ID:RaTroZv20

コンパ会場。

「まずは自己紹介からお願いしまーすwww」

('A`)「ど、ドクオです」

('A`)(くそ、緊張する。でも、何か面白いことやらないと!)


('∀`)「ど、童貞でーすwwww可愛い彼女募集中ですフゥー!!」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:54:06.38 ID:RaTroZv20

……





('A`)「ハァ……やっぱサークルは無理だ」

あのノリは無理だ。
かといって、やりたい事も金もない。

('A`)「家帰ろ」


留年……か。
今日、親父が帰って来るんだよなぁ……。
ま、なんとかなるか。


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:56:33.07 ID:RaTroZv20

家。

('A`)「ただいま」

从 ゚∀从「……」

('A`)「あ、姉貴……帰ってたんだ」

从 ゚∀从「……」

バタン。

('A`)「口くらい聞けよ……ハァ」

J( 'ー`)し「あ、おかえりドクオ」

('A`)「ただいま」

J( 'ー`)し「今日、トーチャンが帰って来るけど……。
      今後のこと、一回話し合っておかないとね」

('A`)「う、うん」


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 18:59:03.89 ID:RaTroZv20


(`・ω・´)「……で、どうするんだ」

('A`)「え?」

(`・ω・´)「辞めるのか、続けるのか、どうするんだ」

('A`)「……え、続けたいんだけど」

(`・ω・´)「学費だって安くないんだ。
      また留年するようなら、今辞めて置いた方がいいだろ」

('A`)「やめねーよ……今どき中退とか、最悪だって」

J( 'ー`)し「そうよ、お父さん。ドクオだって今年は頑張るって言ってるんだし、
      出してあげましょうよ」


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:02:25.27 ID:RaTroZv20

(`・ω・´)「今年は頑張る? 去年、大学にも行かず家に篭っていたのに、か?」

('A`)「そ、それは」

(`・ω・´)「俺は勉強をさせる為にお前を大学に行かせたんだ。
      それなのに、何だ。全然、大学に行ってなかったじゃないか」

J( 'ー`)し「違うわよ。今の大学は、そういうのが普通なのよね?」

('A`)「あ、ああ。俺の友達なんか、週二回で全然、大丈夫だったし……」

(`・ω・´)「他人の話をしてるんじゃない。お前の話をしているんだ。
      現にお前は留年したじゃないか。どういう事だ」

('A`)「それは、その……色々あんだよ。色々」

(`・ω・´)「色々ってなんだ。お前、俺が何も知らないとでも思っているのか。
      いっつも家に篭ってゲームばかりやっていたじゃないか」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:06:27.95 ID:RaTroZv20

(;'A`)「だ、だから今年はちゃんとやるって……」

(`・ω・´)「何だそれは、ふざけるな。学費を出しているのは俺なんだぞ?
      俺の金で遊ばれちゃかなわん。留年した分は、バイトなり何なりして、自分で学費を払え」

J( 'ー`)し「そんな。お父さん、それはあんまりでしょ」

(`・ω・´)「お前はドクオを甘やかしすぎだ。だからドクオは家に篭って
      あんな変なゲームばかりやってるんだ」

('A`)「変なゲーム……? ちょ、どういう」

(`・ω・´)「むなしくないのか?」

('A`)「え?」

(`・ω・´)「ゲームの中でしか恋愛できなくて、むなしくないのか?」


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:10:29.40 ID:RaTroZv20

J( 'ー`)し「あなた……!」

(`・ω・´)「ああいうゲームばかりやってると、今に犯罪者になっちまうぞ
      秋葉原で無差別に殺した奴も、ああいうゲームが趣味だったんだろう?」

(#'A`)「おま、勝手に人の見るなよ!!」

(`・ω・´)「まだ遊び呆けて留年した方がマシだな。
      去年のお前は何だ? ずっと家に篭って、何の身にもならない時間を過ごしていた
      だけじゃないか」

(#'A`)「ち、ちげーよ……」

(`・ω・´)「いつまでも親のスネをかじってるんじゃない。
      穀つぶしは許さんぞ。あんまり酷いようなら、家から出て行ってもらう」

J( 'ー`)し「おなた!あ、あんまりですよ。ドクオだってねえ、一所懸命!」

(`・ω・´)「何が一所懸命だ!ドクオは一年間何を頑張った?ええ?言ってみろ、ほら」


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:12:46.99 ID:RaTroZv20

J( 'ー`)し「ドクオはねえ、あなたみたいに強くはないのよ!」

(`・ω・´)「お前が甘やかすから、こうやってダラダラとだなぁ!」

どたどた、バタン!

从#゚∀从「うるせぇぇぇ! 静かにしろよ!」

('A`)「あ、姉貴」

从#゚∀从「こっちは卒論追い込みかかってんだよ!!
     そんな留年とか程度の低い話で騒ぐんじゃねーよ!!」

バタン! どたどた……


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:15:15.06 ID:RaTroZv20

(`・ω・´)「……とにかく、金は出さんからな。
      行きたきゃ自分で稼げ」

バタン。

(#'A`)「くそが……! んだよ、決め付けやがって……」

J( 'ー`)し「ドクオ、大丈夫だからね。私はドクオの味方だから」

(#'A`)「うるせぇ……ほっとけし」

バタン。


(#'A`)(あぁー、くそ。むかつくむかつくむかつく(ry)


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:19:13.21 ID:RaTroZv20

次の日、大学。

( ^ω^)「うぃーすwww今日飲みいこーwww」

ξ゚?゚)ξ「あー、いいかもねー。でも、私、お金ないよ」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「大丈夫だ、私が出そう」

( ^ω^)「いやいやwww僕が出しますおwww」

川 ゚ -゚)「いや、私が出すって」

('A`)「……」

( ^ω^)「あれ? おいおいー、ドクオー。
       ここで俺が俺がって言わなきゃだめだおー」


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:20:57.27 ID:RaTroZv20

ξ゚?゚)ξ「空気読んでよー、あはは」

('A`)「……なあ、驕ってくんね?」

( ^ω^)「はい?」

('A`)「いつも俺驕ってるから、たまには驕ってくれよ」

( ^ω^)「え……?」

ξ゚?゚)ξ「何言ってんの?」

('A`)「いいじゃねえか……俺、今日ちょっとブルーだからさ」

川 ゚ -゚)「意味が分からないな」

( ^ω^)「ちょ、ドクオキャラちがくねー?www」


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:22:41.55 ID:RaTroZv20

('A`)「なあ、友達だろ?残念会やってくれよ」

( ^ω^)「え?wwww残念会って何さwwww顔が残念?www」

ξ゚?゚)ξ「ちょwwwブーン、それは言いすぎよ!」

川 ゚ -゚)「おなじみの鉄板ネタだな」


('∀`)「いや、俺、留年したからさ。その残念会」

( ^ω^)「……え?」

ξ゚?゚)ξ「留……年?」


118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:24:32.25 ID:RaTroZv20

('∀`)「いやー、何か単位とれなくてさー。
    んで、昨日親父に怒られちゃって」

ξ゚?゚)ξ「……」( ^ω^)「……」

('∀`)「マジ、なんかどうでもよくなっちゃってー。
    だからさ、今日はぱーっと飲ませてよ」

( ^ω^)「え、いや」

ξ゚?゚)ξ「ねぇ……?」

(;^ω^)「あ、そういえば、今日はサークルの飲みがあったんだお」

('∀`)「いいよそんなの。それは断って、今日は付き合えって」


126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:28:17.28 ID:RaTroZv20

ξ;゚?゚)ξ「あたしもレポートあるから、うん」

('∀`)「またまたー。レポートなんか無いんだろ?
    いっつもブーンにフェラしてるビッチのくせにさー」

ξ;゚?゚)ξ「……は?」

川 ゚ -゚)「おい、ドクオ。ちょっと度が過ぎているぞ」

('∀`)「クーもさぁ、真面目ぶってるけど何気にアクドイよな。
    俺の会話、うまいぐあいにそらすし。ほんと性格悪いわー」

(#^ω^)「……おいマジ怒るお?」

('∀`)「偉そうな口聞くなよ、ピザのくせに。
    大学デビューだろお前。高校の時はいつも寝たふりしてたんだろ?」

('A`)「ほんっと、お前らさぁ……驕れよ酒!」


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:30:39.01 ID:RaTroZv20

バキィ!!

('A`)「ぎゃっ!」

(#^ω^)「お前、ふざけんなお!!!」

ガッシ! ポカ!

ξ゚?゚)ξ「キャー!」

川 ゚ -゚)「おい、ブーンやめろ! 騒ぎになるぞ」

(#^ω^)「ハァハァ……」

('A`)「……」

(#^ω^)「ほんっと……クソだお、お前」

ペッ!

(#^ω^)「もう二度と話しかけんなお。氏ねお留年野郎」

ξ゚?゚)ξ「……さいってー」

川 ゚ -゚)「同情の余地なしだな」


('A`)「……」


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:32:31.21 ID:RaTroZv20

ざわざわ……

( ^Д^) まじやべー
「何ー?」「喧嘩だってー」
ホ"゚?゚)レ ピロリロリン♪


('A`)「……んだよ」



('A`)「友達じゃねーじゃん……」

('A`)「はは。知ってたけど」

('A`)「きっついわー……」


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:34:03.34 ID:RaTroZv20

とぼとぼ

('A`)「あー」

とぼとぼ

('A`)「講義出ないと。今年から頑張るっていったし」

('A`)「えーっと、一号館かー」

('A`)「周りは皆、俺よりいっこ下なんだよなー。
    あ、でも浪人とかいたら同い年だから平気かー」


149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:35:47.83 ID:RaTroZv20

一号館

「でー、あるからしてー、この理論が1955年にー」

('A`) カリカリ

ヒソヒソ「あの人、血でてね?」
ヒソヒソ……

('A`)「……」

('A`)(こんなもん、将来何の役に立つんだよ……)

「だから、この理論はー」

('A`)(……帰ろ)

ガタン。


157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:38:44.57 ID:RaTroZv20
 
('A`)「あー、いって。口切れてるわ」

「でさーwwwwwガキ使のDVD見てまじ腹筋崩壊したわwwww」


('A`)(あんな奴らと俺は同レベルですか。
    いや、むしろそれ以下ですか)

('A`)(なんかもー、どうでもいいわ。
    休みたい)

('A`)(どっか遠くに行きたい。大学には)


('A`)「もう、来たくない」


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:42:53.91 ID:RaTroZv20


一週間後

こんこん。

J( 'ー`)し「ドクオ、今日は大学はお休みかい?」

(`・ω・´)「どいてろ。 おい、ドクオ!!」

ドン!!

(`・ω・´)「いつまで引きこもってるつもりだ!!今年から頑張るんじゃなかったのか!?
      バイトはどうした!!おい!!」

J( 'ー`)し「あなた、やめて!」

(`・ω・´)「うるさい!! おい、ドクオ!いつまで甘えてるつもりだ!!
      勉強もバイトもしないなら、家から出て行け!!」

J( 'ー`)し「やめてったら!ドクオ、大丈夫だからね!」

(`・ω・´)「お前は黙ってろ!!そもそも、こうなったのはお前がだなぁ!」

バン!!

从#゚∀从「うるさいっ!!あたしの部屋の近くで喧嘩すんなし!!」


166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:45:03.42 ID:RaTroZv20

<ドクオ! 俺は許さんからな!
<やめてったら!

('A`)「……」

ピコピコ

('A`)「あー」

('A`)「プリニーバール倒したら飽きた。
    次はディシディア落とすか」

カチャカチャ

('A`)「その前に、リトバスEXのエンディングもっかいみよー」


168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:46:51.70 ID:RaTroZv20

高く飛べ?高く飛べ?♪

('A`)「あー、まじ仲間っていいなー」

('A`)「このEDは神だわー。俺もこの世界に入りたいなー」

カタカタ

リトバスの世界に入りたい
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします

どうすればいい?
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします

>>1氏ね


175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:49:57.74 ID:RaTroZv20

――……

駅のホーム。


「間もなく、急行ラウンジ行きが……」


('A`)「ふう」

黄色い線の内側ぎりぎり。
俺はそこに立っていた。
家を出るとき、親父に何か言われたが記憶はない。

まあ、どうでもいいか。これで最後だし。

('A`)「最後くらい、桜みたいにちりてーなー」

今日は日曜日。
飛び込んでも、あんま迷惑かかんないだろJK……


178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:51:51.14 ID:RaTroZv20

( ・∀・)

('A`)「ん……?」

ふと、右に視線を遣ると、見覚えのある顔があった。
あの人は、確か、モララーさんだっけ?
ベンチャーで成功してる若手社長。

――

  ( ・∀・)「留年はやめといたほうがいいよwwww」

――

('A`)「あの野郎……人を見下しやがって」

そうだ。
どうせ最後だし、挨拶しておこう。
そして目の前で死んでやろう。それくらいの愛嬌が合ってもいいはずだ。


186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:54:26.50 ID:RaTroZv20

('A`)「こんにちは」

( ・∀・)「うん? おや、君は」

('A`)「ドクオです。VIP大学の」

( ・∀・)「ああ、ブーン君達の友達の!」

('A`)「友達じゃないですよ。あんなクソ共とはね」

( ・∀・)「え?」

ああ、うざいなぁ。その苦労を知らない面。
俺がどれだけ辛い思いをしているか、わからんだろう。人生の勝ち組さんにはよ。

('∀`)「いやぁ、俺、留年したんすよ。
    そしたら、あいつら引いちゃってー。んで、喧嘩になって
    あいつらボコボコにしてやりました。ハハハ」

( ・∀・)「……」


191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 19:59:16.97 ID:RaTroZv20

('∀`)「んでー。何か親とかにも色々言われたんで、ちょっと死のうかなーっと。
    あ、引いてます? 引いてますよねー」

( ・∀・)「……」

ああ、こいつもアイツラと一緒だわ。
人を蛆虫みたいに扱うような、目だ。うざい。うざいうざいあーうざい。

('∀`)「俺ね、高校の頃からあんまし明るいタイプじゃなかったんすよ。
    友達もあんまいなかったし、よく休み時間は寝たふりとかしてましたwww
    でね、せめてと思って勉強を頑張って、大学デビューしようと思ったわけですよ」

何故だかわからないが、俺は自分の事を話したい気分だった。
この世に俺の痕跡を残しておきたいとか、そういう心境なのかもしれない。

('A`)「大学生になったら、自動的に彼女が出来てサークルでリア充して
    そういう四年間だと期待してたんですけど」

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:06:48.17 ID:RaTroZv20

('A`)「何か全然違うっていうか、まぁ、人生ってうまくいかないもんですね。
    俺はそういう星の下に生まれたのかもしれないですけど。
    モララーさんみたいな、才能溢れた勝ち組の人間を見ると、
    ほんと世の中って不公平だなーって思いますよ」

( ・∀・)「……で?」

('∀`)「あはは、俺は死にます。ただ、最後にあんたみたいな
    苦労を知らなさそうな人間に、これだけ伝えたくて。
    よかったですね。俺が良心ある人間で。逆恨みして殺されたりしなくて」

( ・∀・)「……ふうん」

モララーさんは、心底どうでもよさそうに顔をそらした。

何だこいつは。俺みたいなクズが死のうが、どうでもいいってか。


208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:09:27.43 ID:RaTroZv20

( ・∀・)「ドクオ君さー」

('A`)「何ですか」

( ・∀・)「止めてもらう事、期待してる?」

('A`)「え?」

( ・∀・)「悪いけど、俺は止めないよ。
      死にたい奴は死ねばいいし」

('A`)「……へぇ。やっぱり社長はちがいますねー。
    搾取する側の人間は、下の人間なんざどうだっていいんだ。へぇ」

( ・∀・)「あのさー」

('A`)「何ですか。殴りますか?」

( ・∀・)「殴る価値すらないよ」


220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:14:23.85 ID:RaTroZv20

('A`)「なんだと?」

苛立ちが募った。モララーさんは涼しい顔で続ける。

( ・∀・)「つーかさ、本気で死ぬ奴は宣言なんてしねーし、
      ましてや一見しただけの人間に心情ダラダラ語ったりしねーって」

( ・∀・)「要するに、あれだ。死ぬ気ないだろお前」

挑発的な目つきで睨まれる。
頭に血が上った。何だ、この言い草は。何も知らないくせに。

('A`)「……舐めないで下さいよ。もう、決心しましたから」

( ・∀・)「じゃあ死ねば?」

(#'A`)「……言われなくても死にますよ」

電車が遠くに見えた。
くそ。ふざけんなよ。まるでオレノコトを弱虫みたいに言いやがって。
目の前で、ばらばらになってやる。肉が食えないようにしてやるぞ。


227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:16:58.72 ID:RaTroZv20

電車が来た。
タイミングを計る。

( ・∀・)「ほら、来たぞ」

(#'A`)「言われなくても……!」

迫ってくる鉄の塊。俺は一歩、前に進む。

( ・∀・)「痛いぞ。怖いぞ」

背後から、たきつけるようにモララーが呟く。
うるさい。俺をバカにするな。俺はリトバスの世界に行くんだ。
もう現実なんて嫌だから。


232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:18:36.69 ID:RaTroZv20

「ママー。電車きたよー」
「ほら、危ないから下がりなさい」

家族連れがいる。知った事か。
どうせ死ぬんだ。余計な事は考えるな。間もなくだ。
飛び降りろ。線路におりて、正面からぶつかれ……!

(;'A`)「っ!」


プァァァァーーーーン!!!





240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:21:58.66 ID:RaTroZv20

――

(;'A`)「……っ!」

ガタンガタンガタン……。

「ママー。何で電車止まらなかったのー?」
「あれは急行だからよ」


(;'A`)「ハァ、ハァ」

( ・∀・)「あーあ。行っちゃった」

な、何だ、今のは。
体が、動かなかった。急に背筋に悪寒がして、体から力が抜けた。
汗が異常なくらい出ている。


253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:26:27.08 ID:RaTroZv20

(;'A`)「な、なんでだよ」

( ・∀・)「弱虫だからだろ。死ぬのだって、強い意志と相当な勇気は必要だしな」

(;'A`)「んだと……!?」

俺が弱虫?
ふざけるな。俺は、そんなんじゃない。

( ・∀・)「おい」

と。モララーさんが俺の胸倉を掴んで、強引に立ち上がらせた。

( ・∀・)「自殺、なめんな」


266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:31:26.45 ID:RaTroZv20

( ・∀・)「何が自殺だ。何が死んでやるだ。伝えておきたかっだ。ふざけんな。
      てめぇ、口ばっかりじゃねえか」

(;'A`)「……お、俺は」

( ・∀・)「そういう星の下に生まれたから?俺が才能のある人間?
      全部てめぇで決めてんじゃねえよヒステリー。
      どれもこれも言い訳じゃねーかホンジャマカ。
      逃げてばっかの弱虫野郎が、偉そうに俺に語るんじゃねえタイバンコク」

ガン!!

('A`)「ぎゃっ!!」

鼻がじーん、と痛くなった。
どうやら、頭突きをされたようだ。
……って、コラ。何してんだよ、この人。


280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:35:20.37 ID:RaTroZv20

(#'A`)「な、何すんだっ……!」

( ・∀・)「好き放題言われたからな。あと、俺はお前みたいな奴が嫌いだ。
      そういう訳で、お前をボコす事に決めた。ムエタイ仕込みのタイ式ボクシング、味あわせてやるぜ
      あちょーーーーーーー!!!!!」

ボコスッ!!

今度は前蹴りが俺の腹に突き刺さった。

(;'A`)「おう、おうぅ……」

思わず、膝を突く。

( ・∀・)「ヒップアタック!」

(;'A`)「いてぇ!」

勢いよく、ケツで顔をぶん殴られた。
意味が分からない。こいつ、どういう神経してるんだ。
俺は自殺しようとした男だぞ? 何で殴られなきゃいかんのだ、俺が。


292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:39:37.15 ID:RaTroZv20

ざわざわ。
辺りがざわめいている。野次馬の輪が出来始めていた。

( ・∀・)「おいおい、弱虫ひょろひょろ大学生。もうレフェリーストップかい?
      イギリスの紳士のほうがまだ根性あるぜ?」

(#'A`)「て、てめぇ、社長だろ?暴行して、いいのかよ。警察につかまんぞコラ」

( ・∀・)「はぁーん?ポリスが怖くて社長やってられっか。
      むかついたから殴る。理由はそれで、十分、だ!」

前蹴り。

(#'A`)「ふ、ふざけんな。このチンピラ野郎!」

俺はモララーの足を掴んだ。意外と蹴りは遅かったのだ。

(#'A`)「おらぁ!!」

( ・∀・)「うおっ!」

そのまま、ひっくり返す。
カエルのように社長は転んだ。ざまあみろ。


301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:42:47.65 ID:RaTroZv20

(#・∀・)「やりやがったなスットコドッコイ!」

(#'A`)「てめぇが仕掛けた喧嘩だろ。このクズ野郎」

互いにもみくちゃになって、喧嘩をする。
殴り合い、髪を引っ張り合い、まるで子供のような喧嘩。

で。

「何をやってるんだ!!」
「おい、取り押さえろ!!」

(#・∀・)「かかってこい、こら!」
(#'A`)「てめぇ、ぶっ殺す」

当然のように、俺とチンピラ社長は
駅員に取り押さえられ、近くの交番まで連行された。


307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:45:53.86 ID:RaTroZv20



「あのねぇ、お二人とも。
 もう大人でしょう? 喧嘩なんてしないでくださいよ。警察だって暇じゃないんだから」

('A`)「……スイマセンでした」

( ・∀・)「ふん」

警察では、まぁ当然といえば当然だが、こってりお説教をされた。
捕まるなんて、初めての経験だった。
そういえば、人を殴ったのも、かなり久しぶりだったかもしれない。

まだ、拳が痛む。頭がじんじんする。
が。
不思議とスッキリしているのは、何故だろうか。


309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:48:20.20 ID:RaTroZv20

J( 'ー`)し「ドクオ!!!」

('A`)「あ、カーチャン」

しばらくすると、カーチャンがやってきた。
息を切らしている。走ってきたのだろう。

J( 'ー`)し「ああ、ああ、良かった。無事で」

(`・ω・´)「……」

涙ぐみカーチャン。
その後ろには、親父。めっちゃ怒ってる。
これは、ヤバイ。

(;'A`)「あ、あの、俺……」

無言のまま、ずかずかとこちらに全身してくる親父。
俺は思わず、目を瞑った。


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:51:35.21 ID:RaTroZv20

(`・ω・´)「貴様かぁ! 俺の息子を殴った野郎は!!!」

( ・∀・)「ぐえ」

(;'A`)「……え?」

親父が、モララーの胸倉を掴んでいた。
慌てて警察官が止めに入る。

「ちょ、ちょっとお父さん。落ち着いてください」

(`・ω・´)「これが落ち着いていられるか!!
      貴様、一体どこのチンピラか知らんが、俺が相手になってやる!表へ出ろこの野郎!!」

(;'A`)「ちょ、な、何やってんだよ!やめろって」

J( 'ー`)し「あなた、私も加勢するわ!」

(;'A`)「何言ってんのカーチャンまで!!」


325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:54:52.65 ID:RaTroZv20

何だよ。何なんだ。
どうしてそんな怒っているのか、俺には理解できない。
俺のことなんて、見捨てたんじゃなかったのか?

「落ち着いてくださいったら!
 とにかく、今回の件は民事ですから、互いによく話し合って」

バタン!

(;‘_L’)「しゃ、社長!!」

( ・∀・)「おう、フィレンクト。遅かったじゃない」

(;‘_L’)「何言ってるんですか?!!
       暴力事件起こしておいて、その平然とした顔は何!?」

( ・∀・)「ハハハ。なあに。皆さん本当に申し訳有りませんでした。土下座!!」

モララーさんが土下座をする。この人は本当に行動が読めない。


331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 20:57:52.59 ID:RaTroZv20

(`・ω・´)「社長……?」

(;'A`)「あ、この人は、何かベンチャーの……」

説明する間もなく。

( ・∀・)「この度はほんっとーに申し訳有りませんでした!
      つい、肩がぶつかってイラっときておいコラおんどれぇと
      ガンをつけてしまい、争いの火種をまいてしまったのはすべてこの私ですつまりごめんなさい」

(;'A`)「え?ええ? 何か全然シナリオ違うんだけど!?」

「……えーっと」

警察官も困惑気味だ。
無理もない。俺だって困惑する。


339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 21:00:47.96 ID:RaTroZv20
 
(;‘_L’)「本当にうちのチンピ……社長が度し難い事をしでかしてしまい……!
       本当に申し訳有りませんでした」

(;'A`)「あ、いえ、むしろ俺が悪いっていうか……」

( ・∀・)「申し訳なぁぁぁい!!」

モララーさんは、頭を地面にこすりつける。
何で、そんなに頭を下げられるんだ。
プライドがないのか?

いや……。
プライドがないのは、俺のほうなのか?

(;'A`)「ああもう、よくわからんけど、たぶん悪いのは俺ですから!
     すいませんでした!!」

俺も土下座をした。しかし。

( ・∀・)「いや、悪いのはこの私めですが何か!?」


348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 21:04:30.72 ID:RaTroZv20
 
(;'A`)「いや、悪いのは俺ですから!俺、あの時、やけになってて自s」

( ・∀・)「うるせぇ!俺が悪いっていってんだろ!」

(;'A`)「三点倒立し始めた!?」

( ・∀・)「本当に申し訳ない!治療費慰謝料等々はこちらが負担しますので
      どうか、許して下さい!!ごめんなさい!!」

警察官が、呆れ気味にぽかんとしている俺らに顔を向ける。

「……どうしますかね、これ」

(`・ω・´)「あ、いや、まぁ……よくわかりませんが、
      反省しているのであれば、別に……なぁ?」

('A`)「う、うん」

親父も眉をひそめている。
本当は、俺が原因なのに。俺はただ、頷くことしか出来なかった。


( ・∀・)「ありがとうございまぁぁぁす!!!」


360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 21:07:51.05 ID:RaTroZv20



「もうこんな騒ぎをおこさないように」

警察官にそう言われ、俺達は外に出た。
まだ頭が混乱している。だけど、どこか終わった、という感覚が俺の中に広がっていた。

J( 'ー`)し「帰りましょう。車はあそこに止めてあるから」

('A`)「あ、ああ」

(‘_L’)「それでは、これで……失礼します」

結局、何だったんだろう今日の俺の一日は。
ゲームして、クソスレ立てて、自殺しようとして喧嘩して。
冷静になってみると、まるで中学生みたいな行動だと思った。


368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 21:11:26.61 ID:RaTroZv20

('A`)「あ、あの、モララーさん」

( ・∀・)「あぁん?」

('A`)「その、何で俺を庇ったんですか」

( ・∀・)「んあぁ?」

モララーさんは、欠伸をしながら疑問形で帰してくる。
悩みなんて、一つもないように見えるね、この人。

('A`)「喧嘩を売ったのは、むしろ俺のほうなのに、なんで謝ったんですか」

( ・∀・)「んなもんおめー、決まってんだろ」

モララーさんは、後頭部をかきながら言った。

( ・∀・)「社長だからだよ」


378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 21:14:32.00 ID:RaTroZv20

さっぱり意味が分からなかった。
分からなかったけど。

何となく、答えが出たような気がした。

( ・∀・)「てめー、明日から暗闇歩く時は背後に気をつけろよ。
      うちはかなりアクドイ会社だからな。マジ、やばいからな。
      絶対就職とかすんなよ」

そう言って、社長はいってしまった。
何だろう。あの人は大人なのか、子供なのか、さっぱりわからない。

ああいう人も、いるんだな。
なんつーか、デカイと思った。


383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/04(日) 21:18:01.49 ID:RaTroZv20

帰りの車の中。
俺は、もう一度、ケジメをつけようと思った。

('A`)「親父。ごめん。俺、ちゃんと大学も行くし、バイトもするよ」

(`・ω・´)「……」

('A`)「二回も裏切って、今さらだけど……俺、頑張るよ」

J( 'ー`)し「ドクオ……」

親父はむすっとしている。
そして、口を開いた。

(`・ω・´)「仏の顔も三度までだからな」

カーチャンの顔がぱぁっと明るくなる。
さて。
家に帰ったら、姉貴にも謝らないとな。

三点倒立土下座でも、しながらさ。


終わり


390 :1 ◆zpW0mlvJcY :2009/01/04(日) 21:19:07.85 ID:RaTroZv20
以上で終わりです。
支援してくださったかた、あけましておめでとうございます。
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  1. 2009/01/04(日) 22:32:09|
  2. ブーン系小説(短編)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<(´・ω・`)ほものやかんたち('A`)のようです | ホーム | ミ,,゚Д゚彡(*゚∀゚) 無題>>

コメント

今年一番感動した
  1. 2009/01/06(火) 12:12:51 |
  2. URL |
  3. 普通 #-
  4. [ 編集 ]

ブーン達最悪
  1. 2009/01/05(月) 23:48:57 |
  2. URL |
  3. ( ^ω^)系作者さん #-
  4. [ 編集 ]

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