ハチミツ的な何か ?ブーン系小説短編まとめ?

ブーン系小説短編まとめサイトですお( ^ω^)

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( ^ω^)ブーンの一日のようです


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:01:13.09 ID:7UnfFRwS0
【06:30】

目覚まし時計が鳴り響く。
ジリリ、ジリリ、とやかましい。
そんなわけで目が覚めて、起きてみればいつもの光景。

机がある。
椅子がある。
テレビがある。
朝日が差し込む窓もある。

( ^ω^)「おはよーさん」

一人ごちて背伸びを一つ。
そのままベッドを降りてみれば、
すかっ、と足が空ぶった。
姿勢を崩したまま下を見れば、そこには床なんか無いわけで。

( ^ω^)「あー、そういうことかお」

一人ごちて落下開始。
そのまま一階へと落ちていき、

( ^ω^)「あてっ」

背中から着地。
これがけっこー痛いのなんの。

どんなもんかと見上げてみれば、一階の天井が僕を見下ろしていた。


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:04:09.63 ID:7UnfFRwS0

【06:31】

そのまま朝食へレッツゴー。
痛む背中をさすりながら、テーブルの椅子に腰かける。
かーちゃんが用意してくれた美味しいご飯を前にして、けれど僕は首を捻った。

( ^ω^)「お?」

と、疑問の声が一つ鳴る。
違和感に周りを見れば、ヒヨコが足元をうろついていて。
ソイツをひょいと持ち上げ、

( ^ω^)「かーちゃん、また孵化してるお」

あらやだ、と言ったかーちゃんは、ヒヨコを受け取って背を向けた。

ガシュガシュー。
ろろロろろろロロろロろろRO。
ぽあーん。

調理の音が止み、かーちゃんが振り返る。
その手にはカップが握られていて、そしてそのカップからは、

( ^ω^)「ありが?」

ニワトリが頭を出し、僕を見て笑顔で手を振っていた。


       ∵∴∵∴∵........∴∵∵∴∵∴................................................
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵   : , xヾ:、__,..-‐‐:、、,へ.........._


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:06:26.19 ID:7UnfFRwS0

【06:50】

そろそろ学校へ行く準備をしなきゃいけない。
ごちそーさま、といつもの挨拶をしてリビングを出る。

廊下があった。
目の前には2階への階段があり、右には玄関、左の奥にはトイレのドア。
着替える前にトイレを済まそうとノブを捻ると、

( ^ω^)「あれ?」

あっさりと開いた。
その先にはトイレがある。

僕は首を捻った。
捻ったまま、ドアを閉じる。
見れば、ノブにある表示が赤くなっていた。

( ^ω^)「誰か入ってますかおー?」

言いつつノックすると、入ってまーす、と爽やかな返事が一つ。
紙の擦れる音は、きっと新聞を読んでいるのだろう。

だから僕はもう一度ノック。
そしてドアを開ける。
トイレがあった。

( ^ω^)「おっおっ」

足下に落ちている新聞紙を拾いながら、僕はトイレに入っていく。


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:09:05.60 ID:7UnfFRwS0

【07:10】

自室で制服に着替える。
上着を着て、鏡を見ながらネクタイをキッチリと。
決まったところで鞄を開け、今日の授業で使う教科書などを入れていく。

国語。
数学。
歴史。
愛憎。
マゼランペンギン。
前頭葉。
こっけろこん。
夜更かししてしまった一昨日。
以升量石。
そして、君。

( ^ω^)「よし、パーフェクトだお」

2度も確認したのだから忘れ物はないだろう。
生徒手帳をポケットに入れ、鞄を手に立ち上がる。
そのまま部屋を出ようとして、

(*^ω^)「……しまったお」

誰も見ていないというのに照れながら、僕は壁にかかった制服を手を伸ばした。


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:10:55.30 ID:7UnfFRwS0

【07:20】

( ^ω^)「いってきまーす」

僕は玄関で靴を履く。
かーちゃんの見送りを受けつつ、ドアを開いた。

そこはジャングルだった。
ちちち、と聞いたこともない鳥の声が聞こえる。
ふと視線を落とせば、僕の靴に見たこともない虫が這い回っていた。

あちゃー、と頭を掻いてドアを閉じる。
そしてもう一度開くと、いつもの朝の光景が広がっていた。

自転車のカギをチェック。
膝まで上ってきた虫を払い落とし、爽やかな外へ。
車庫に置いてある自転車にまたがり、今度こそ出発だ。

もう間違えない。
だって2度も確認したんだから。

さぁレッツゴー。

いってらっしゃい、というかーちゃんの声が、僕には聞こえなかった。


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:12:45.09 ID:7UnfFRwS0

【07:34】

この季節の空気は程よく冷たくて、とても気持ちいい。
誰もいない住宅街、僕は自転車で走っていく。

今日は幸先がいいようだ。
何せちゃんと道路があるし、見上げれば空がある。
誰かが上半身を高速で回してもいなければ、地球の終わりだって来ない。

しばらく行くと、見知った顔が一つ。

金髪ツインテールのツンだ。
彼女は僕を見つけると、おはよー、と手を振り、

( ^ω^)「あ」

そのまま飛んで行ってしまった。
両のツインテールを回転させ、その浮力を使って空を行く。

温暖化だよなー、と思いながら見送っていると、彼女に一羽の鳥が近付いてきた。

鳥が鳴く。
ツンが頷いている。
そのまま一人と一羽は、別々の方角へ飛び去っていった。

でも関係ない。
だって僕は学生だから。



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:14:34.65 ID:7UnfFRwS0

【08:02】

何事もなく学校へ到着。
今日は本当に幸先がいい。
いつもなら今頃、大統領選挙やってるかもしれないってのに。

校門をくぐって駐輪場へ。
登校してきた生徒達が、そこにはたくさんいなかった。
彼らを掻き分けるように進み、決められた位置に自転車を止める。

と、そこで声が掛かった。

ツンだ。
おはよー、と笑顔を向けてくる。
そして僕の隣に自転車を止めた。

( ^ω^)「あー……解ってる解ってる」

うん、君らの言いたいことは解ってるよ。
北極には金魚とベジェ曲線がたくさんあるんだ、って。
思ってたより新鮮だなー。

だから僕は一つ頷き、自転車のカギをロック。
最近は盗難が多いらしいので気をつけないと。
今日って小テストあるのよね、と呟くツンを隣に、僕は校舎へ足を向ける。

ふと振り向けば、皆が僕の自転車を取りあいっこしていた。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:16:44.86 ID:7UnfFRwS0

【08:05】

校舎に入って上履きにチェンジ。
そうしようと思ってロッカーを開けると、何かが落ちてきた。

それはコンクリートの地面に落ちて、けぴっ、という音を立てた。

あーあ、もったいない。
もう少し奥に入れておかないと。
思いながら拾い、ロッカーの中に入れ直す。

再びロッカーを開けると、そこには上履きがあった。

はて、と首を捻っていると、隣に立つ生徒が一人。
昔からの友達であるドクオだ。
彼は眠そうな目で僕を見て、おはよーさん、と適当に挨拶する。

そして欠伸を一つ。
けぴっ、という欠伸の声を聞きながら、僕は上履きに履き替えた。

( ^ω^)「ドクオ、今日は小テストがあるらしいお」

と、横を見ればドクオはいない。
だから僕は地面に落ちているそれを拾って、ロッカーの中に戻すことにした。
今度はもっと奥に入れておこう。

けぴっ。


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:19:34.67 ID:7UnfFRwS0

【08:20】

キーンコーンカーンコーン。

チャイムがなって朝礼開始。
先生はまだ来てないけど、先に時間が来ちゃったから仕方ないかー。

教室のドアを開けず、先生が入ってこなかった。
だから委員長が号令をかけないし、僕達は立ち上がらない。
流れるように礼をせず、おはよーございます、と言わないで椅子に座ったまま。

今日はどうやら小テストがあるらしい。
あれ、ドクオは風邪で休みだってさ。

肩を叩かれたので後ろを見ると、そこにはドクオがいる。
マジかよアイツ皆勤賞狙ってたんだぜ、と彼は慌てたように言い、
そして先生に注意されなかった。

何があったんだろーなー。
ドクオが言うには、ドクオはいつも顔色悪いけど風邪なんか引いたことないらしいのに。
健康体で羨ましい限りです。

( ^ω^)「あれ?」

そーいえば、主観と客観のどちらになるんだろう、これは。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:22:43.47 ID:7UnfFRwS0

【08:40】

そんなこんなで一時限目が始まった。
まずは国語だ。

先生がプリントを配る。
小テストだってさ。
うわー聞いてないってのー。

テスト開始。
僕は裏返していたプリントをめくる。
そうすると横が出てきたので、慌ててもう一度ひっくり返した。
危ない危ない。

【問1:つまり君はそこにいる。 だからそれでいい】

問題を見て、僕は首を捻った。
つまり、ってことは前置きが無くちゃいけない。
でも問1の上を見ても、そこには名前欄があるだけで。

( ^ω^)「あ」

僕は気付いた。
その名前欄が空白であることに。
だから僕は、その空白に『内藤ホライゾン』を書いてみた。

すると、問題の答えが綺麗に浮かび上がる。


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:25:19.73 ID:7UnfFRwS0

【08:57】

うわーあと3分でプリント回収ですよ。
まだ全て解き終わってすらないってのー。

お、次の問題で最後らしい。
ここまでの道のりを考えるとなかなかに感慨深い。

途中、あのオアシスが無かったらきっと僕は干乾びていたはず。
あの崖は深そうだったけど、代わりに落ちていった彼は大丈夫だろうか。
そういえばアパートでイルカが話しかけてきたけど、何だったんだろ。

色々と思いつつ最終問題。
こう書かれていた。

【問30954:表裏の片隅に一つ放る。 だからそこに答えを残し、これで全ての問いかけを終える。
        君は君のままそこにいるだろうか】

僕は気付いた。
最初に見たものを。
表裏の片隅、つまり横だ。

慌てて僕は振り返る。
そこには、今まで通ってきた道のりが水平線の向こうまで見えていて。

まずいなー。
問1まで帰ってまた戻ってくるとなると、普通に3週間は掛かるぞこれ。
ちょっとした大冒険じゃないか。

どーしたもんかと頭を掻けば、テスト終了の声が響き渡った。


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:27:07.35 ID:7UnfFRwS0

【09:34】

2時限目は数学だ。
数字という文字が列を為し、答えを見つけ出すために黒板上を奔走している。
アイツら常に動いているもんだからノートに写すのも一苦労だ。

まぁ、あっちも仕事だから仕方ない。
生きるためには働かなくちゃね。

えーっと、X=18だからY=21になる。
すると連立方程式の組み立てからして、第五階層に異変が発生。
ワーニングワーニング侵入者確認。

謎の侵入者がXの中身を盗んでいく。
まさに怪盗Xといったところだろーか。

しかしXは既に導き出しているので、僕には何の関係もない。
後ろでドクオが、やべーXが無いんだけど、とか言ってるけど気にしない。
どうやら犯人はXばかりを狙った犯行を繰り返しているよーです。

( ^ω^)「あれ?」

しまった。
少し余所見をしていたら、ノートの数字も勝手に動いてしまっている。
なんという謀反、こりゃあ一つ思い知らさねばならないか。

するとノートの上に、先ほどの怪盗Xが現れた。
彼は一つ会釈を送り、怪盗Zです、と自己紹介。

あーそういうこと……すみませんでしたー。


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:29:47.09 ID:7UnfFRwS0

【10:22】

授業も三時限目に入って歴史の真っ最中。
歴史の先生は言葉が早いから、理解するのが大変だ。
つまり織田が裏切って明智が統一して徳川が九州行ってサルがホトトギス殺した?
ま、こんな感じだろう。

次は第五次世界大戦か、と黒板を眺めていると肩を叩かれる。
後ろの席にいるドクオが一つの紙切れを手渡してきた。
たまーにある間違えようのない伝言ゲームだ。

『先生の社会の窓が開いてる!』

紙切れの文字を見て、それから先生を見ると、確かにズボンのチャックが開いていた。
笑いを堪えつつ、僕は前の生徒に紙切れを手渡す。
しばらくして再び紙切れが回ってきた。

『先生のカツラが落ちた!』

見れば、先生が教科書を見るために頭を下げ、カツラが落ちるところだった。
更に笑いを堪えつつ、僕は前の生徒に紙切れを手渡す。
しばらくして再び紙切れが回ってきた。

『ブーンが先生に怒られてる!』

顔を上げれば先生が僕を睨んでいた。
一番前の席のくせに余所見とはイイ度胸してるなぁ、と僕は軽く頭を小突かれる。
皆の忍び笑いの中、僕は照れたように笑みを浮かべ、紙切れを前の席の生徒へ手渡す。

紙切れは、僕の足下へと落ちていった。


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:31:58.38 ID:7UnfFRwS0

【11:30】

四時限目は体育。
昼時前に運動させるとは何事だ。
というか体操服を忘れてしまったのだけど、どーしてくれよーか。

( ^ω^)「ちょっと誰かに借りてくるお」

そう言い残して僕は教室を出る。

廊下には誰もいない。
音すらない。
何もない。

その中を僕は歩いていく。
隣の教室はどこだっけなー、と思っていると、向こうの角から一人の生徒。
友達であるジョルジュだ。

おーっす、と元気よく挨拶してくるジョルジュ。
僕も挨拶を返し、そして事情を説明する。
すると彼は自分の胸を叩き、体操服くらい貸してやんよ、と言ってくれた。

持つべきものは友達だ。
借りた体操服に身を通し、運動場へレッツゴー。

ふと隣を見れば、制服のまま体育に参加しようとするジョルジュが立っていた。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:34:00.44 ID:7UnfFRwS0

【12:22】

よーやく昼休みに突入だ。
制服に着替え、ジョルジュに体操服を返していると、
廊下をたくさんの生徒が走り抜けていくのが見えた。

地響きすら聞こえる中、弁当を忘れた連中は大変だなー、と思う。
それに対して僕は、

( ^ω^)「……しまったお」

鞄を開けばそこは宇宙。
星々が輝き、手の届きそうな位置に惑星が見える。
空気ごと一気に吸いこまれ始めた教室を見て、僕は鞄を閉じた。

と、教室のドアが開かれる。
傾いたためスムーズにはいかず、何度か引っかかりながらもドアを開けたのはクーだ。
彼女は最終的にドアを蹴っ飛ばして入ってくると、僕の前にやってくる。

一緒にお昼ご飯を食べよう、と彼女は言った。
だから僕は頷くと、嬉しそうな笑みを浮かべたクーは机に弁当を広げた。
蓋を開けると、そこには僕の弁当の中身が入っていた。

クーを見ると、彼女は照れたような笑みを浮かべている。



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:35:58.08 ID:7UnfFRwS0

【13:07】

もうすぐ昼休みも終わりかな。

机の上の弁当箱は、既に空っぽだ。
口にする度にクーに、美味しいか、と聞かれて顎が余計に疲れている。
全てに美味しいと答え、クーは満足そうに自分の教室に帰っていった。

今だから言うけれど、僕とクーは付き合っている。

もちろん周りの皆には秘密だ。
だから僕らは、学校では恋人らしいことは一切しないことにしている。
なんだか恥ずかしいから。

馴れ初め?
そんなロマンチックなことはなかったよ。

その日はとても暑かった。
いや、寒かったのかな?
とにかくそんな日だった。

朝ごはんは、たぶんパンだった。
それでなんか色々あって、学校へ行くために外へ出たんだ。
今日みたいに自転車で走っていると、クーが声をかけてきた。

あ、いや、ツンだったかな。
夕方で、空にはキツネが浮いていたと思う。
それから僕はビニール袋を使って野球をやって、帰ったのが深夜。

え? クー? なんでクーが出てくるのさ。


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:38:20.84 ID:7UnfFRwS0

【15:22】

全ての授業が終わり、あとは掃除を残すのみ。
箒を片手に僕は廊下へ飛び出した。

掃除には箒を使う。
当たり前だ。

だから僕は箒を構え、ギターを弾くように指を滑らせる。

ぎゅいーん。
ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ。

心地よい音色が廊下に響いた。
見た目は随分と古いけれど、やはり長く使われてるだけあって音に安定感がある。

( ^ω^)「ううむ」

一頻り演奏し終わり、満足した僕は掃除を再開した。
いつの間にか周りに集まっていた生徒達を箒で掃いていく。
決めた位置に集め、チリトリに乗せ、そのままゴミ箱へ。

きゃー、とか、わー、とかいう声は聞こえない。
綺麗になった廊下に満足感を覚え、箒を直して教室へ戻る。

あれ?
どうして誰もいないんだろう。


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:40:31.46 ID:7UnfFRwS0

【15:50】

これにて学校から解放です。
僕は鞄を肩に引っかけ、昇降口へ歩いていく。

ちなみに部活には所属していない。
だって僕は部活をやってないのだから。
やっていないことを出来るわけがない。

靴を履き替え、外へ出る。
自転車で帰るために駐輪所へ行くと、そこには僕の自転車が無くなっていた。
駐輪場なのに自転車がないってどんなパラドックスですか。

( ^ω^)「あ」

って、しまった。
こりゃ盗難だ。
しっかりカギをかけたのに。

一体誰が盗んだんだろう。
周りを見ても誰もいないし、声も音もないし、当然ながら校舎も空も見えない。
というか、よく考えたらここは駐輪場じゃなかった。

じゃあ何処だろう。
足下に僕の自転車が転がっている。
だから僕は自転車に乗って帰ることにした。

またがって走りだそうとすると車輪が何かに引っかかる。
驚くべきことに、後輪がしっかりとロックされていたのだった。


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:42:31.03 ID:7UnfFRwS0

【16:02】

帰り道を走る時って、少しウキウキした気分にならない?
煩わしい授業からの開放感が僕の心を揺らしているから?

そろそろ夕方?
それともまだ昼?
空は赤い? 青い? それともホロテウミウアウ?

ちょっと寄り道でもしない?
このまま帰るには勿体ない世界情勢でしょ?
宇宙では未だに空気があるか無いかの議論がされてるよ?
桃色のフライパンがあるんだから答えは解りきってるはずなのにね?

そんなこんなで寄り道?
いつもは曲がらない道を曲がり、僕は後ろにいる君を気遣おうとした?
そこには誰もいないけれど、きっと誰かがいるのかもしれないのに?

本当かな?
それとも嘘かな?
何を指しているのか解っているのかな?
僕はそんなことを思いつつ、たった一人で自転車を走らせているのでしょうか?

ところで、


( ^ω^)「君は誰だお?」





27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:44:40.82 ID:7UnfFRwS0

【17:33】

ふと気付けば家が近くなっていた。
途中、色々あった気がするけど、それも過去の話。
暗くなった道を、僕らは律儀にライトを点けて走っていく。

と、そこで僕はあるものを見た。

( ^ω^)「お?」

赤い自販機がある。
そこに男の人が立っていた。
何をしているんだろう、と自転車を止めて見つめてみる。

自販機の前に立つ男の人は財布から小銭を取り出した。
そしてあろうことか、その自販機に投入してしまったのだ。

僕はあまりにびっくりし過ぎて、思わず叫び出しそうになった。
けれど何とか抑えて男の人を見守る。

彼の指が自販機のボタンを押した。
すると自販機の下部から、がたん、という不気味な音が響く。
男の人はその場にしゃがみ、自販機の下部に腕を突っ込んで何かを取り出し、
どうするのかと思えばそのまま歩いて行ってしまった。

なんということだ。

呆然と見送った僕は、震えそうになる足で自販機に近づく。
表示されている文字を見て、


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:46:44.04 ID:7UnfFRwS0

【18:02】

破れてしまった上着を片手に自宅へ到着したのですが、
その途中、大きなクジラが夕空を泳いでいたのを見たのですが、
雲を吹いて泳ぐ姿はただただ雄大で、しかし一つ疑問があるとすれば、
どうしてクジラが空を泳いでいるのかと思ったりもしたのですが、
そんな些細なことは明日にでも考えればいいと思って自宅のドアを開けると、
そこには何故かドクオやツン、クー、ジョルジュなどという友人の面々がおり、
彼らは一様に笑みを浮かべると、疲れて帰ってきた僕を快く迎えてくれて、
なんだか嬉しくなった僕は、

( ^ω^)「ありがとう」

と言葉を掛け、そして二階に上がって自室のドアを開けると満たされていた海水が噴き出し、
僕は階段を一気に流れてリビングへ放り込まれ、何事かと周囲を見るとそこには皆がいて、
テーブルの上に僕の大好物が並べられていることに気付き、
そのまま楽しいムードで食事を摂って色々と騒いでいる内に時間も進み、
ふと気付けば午後8時も過ぎようとしている時刻になったりしたのですが、
よくよく考えたらこのレスの一行目には【18:02】と表示されているわけで、
つまり今は【18:02】なのだと勝手に解釈した僕らは更に騒ぐことにしたのですが、
果たして何か間違っているだろうかと疑問に思ったりもしつつデザートを食べ、
お腹も満足したところでテンションも緩やかに下がってきてお開きムードになったりして、
そろそろ帰るかー、という誰かの声に同意して僕らは外へと飛び出して帰路につき、
またもや色々と言葉を交わしながら夕方の住宅街を歩いていくと、
家の方角の違いから一人、また一人と別れていくことになり、段々と人数が少なくなる中、
結局最後まで残っていたのはクーで、彼女は僕に素敵な微笑みを送ってくれて、
これぞまさに天に昇るような多幸感だと実感していると、
ふと前を見れば自宅が近くなっていて、だからクーは僕を見て、さようなら、と言い、
僕に握手を求めて夕方の住宅街へと消えていったのでした。 ありがとう。


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:48:41.01 ID:7UnfFRwS0

【21:23】

何か色々とあった気がする。
よくは解らないけど、今日は普段と違う日のようだ。
デザートまで平らげた僕のお腹は満足気にクルクルと鳴いている。

暇だしゲームでもするか、と2階の自室へレッツゴー。
階段の段数が一つ減っていたけれど、僕には解らなかった。

自室にはテレビがある。
そして据え置き型のゲームが繋がれていた。
コントローラーを手にとり、スイッチオン。

軽快な音楽と共にタイトルが表示され、僕はデータをロードする。

続きはどこからだっけな。
一番上のデータをロードすると、


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:50:16.35 ID:7UnfFRwS0

【16:02】

帰り道を走る時って、少しウキウキした気分にならない?
煩わしい授業からの開放感が僕の心を揺らしているから?

そろそろ夕方?
それともまだ昼?
空は赤い? 青い? それともホロテウミウアウ?

ちょっと寄り道でもしない?
このまま帰るには勿体ない世界情勢でしょ?
宇宙では未だに空気があるか無いかの議論がされてるよ?
桃色のフライパンがあるんだから答えは解りきってるはずなのにね?

そんなこんなで寄り道?
いつもは曲がらない道を曲がり、僕は後ろにいる君を気遣おうとした?
そこには誰もいないけれど、きっと誰かがいるのかもしれないのに?

本当かな?
それとも嘘かな?
何を指しているのか解っているのかな?
僕はそんなことを思いつつ、たった一人で自転車を走らせているのでしょうか?

ところで、


( ^ω^)「君は誰だお?」





32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:51:51.75 ID:7UnfFRwS0

【17:33】

ふと気付けば家が近くなっていた。
途中、色々あった気がするけど、それも過去の話。
暗くなった道を、僕らは律儀にライトを点けて走っていく。

と、そこで僕はあるものを見た。

( ^ω^)「お?」

赤い自販機がある。
そこに男の人が立っていた。
何をしているんだろう、と自転車を止めて見つめてみる。

自販機の前に立つ男の人は財布から小銭を取り出した。
そしてあろうことか、その自販機に投入してしまったのだ。

僕はあまりにびっくりし過ぎて、思わず叫び出しそうになった。
けれど何とか抑えて男の人を見守る。

彼の指が自販機のボタンを押した。
すると自販機の下部から、がたん、という不気味な音が響く。
男の人はその場にしゃがみ、自販機の下部に腕を突っ込んで何かを取り出し、
どうするのかと思えばそのまま歩いて行ってしまった。

なんということだ。

呆然と見送った僕は、震えそうになる足で自販機に近づく。
表示されている文字を見て、


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:54:06.43 ID:7UnfFRwS0

【18:02】

破れてしまった上着を片手に自宅へ到着したのですが、
その途中、大きなクジラが夕空を泳いでいたのを見たのですが、
雲を吹いて泳ぐ姿はただただ雄大で、しかし一つ疑問があるとすれば、
どうしてクジラが空を泳いでいるのかと思ったりもしたのですが、
そんな些細なことは明日にでも考えればいいと思って自宅のドアを開けると、
そこには何故かドクオやツン、クー、ジョルジュなどという友人の面々がおり、
彼らは一様に笑みを浮かべると、疲れて帰ってきた僕を快く迎えてくれて、
なんだか嬉しくなった僕は、

( ^ω^)「ありがとう」

と言葉を掛け、そして二階に上がって自室のドアを開けると満たされていた海水が噴き出し、
僕は階段を一気に流れてリビングへ放り込まれ、何事かと周囲を見るとそこには皆がいて、
テーブルの上に僕の大好物が並べられていることに気付き、
そのまま楽しいムードで食事を摂って色々と騒いでいる内に時間も進み、
ふと気付けば午後8時も過ぎようとしている時刻になったりしたのですが、
よくよく考えたらこのレスの一行目には【18:02】と表示されているわけで、
つまり今は【18:02】なのだと勝手に解釈した僕らは更に騒ぐことにしたのですが、
果たして何か間違っているだろうかと疑問に思ったりもしつつデザートを食べ、
お腹も満足したところでテンションも緩やかに下がってきてお開きムードになったりして、
そろそろ帰るかー、という誰かの声に同意して僕らは外へと飛び出して帰路につき、
またもや色々と言葉を交わしながら夕方の住宅街を歩いていくと、
家の方角の違いから一人、また一人と別れていくことになり、段々と人数が少なくなる中、
結局最後まで残っていたのはクーで、彼女は僕に素敵な微笑みを送ってくれて、
これぞまさに天に昇るような多幸感だと実感していると、
ふと前を見れば自宅が近くなっていて、だからクーは僕を見て、さようなら、と言い、
僕に握手を求めて夕方の住宅街へと消えていったのでした。 ありがとう。


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:56:46.18 ID:7UnfFRwS0

【21:23】

何か色々とあった気がする。
よくは解らないけど、今日は普段と違う日のようだ。
デザートまで平らげた僕のお腹は満足気にクルクルと鳴いている。

暇だしゲームでもするか、と2階の自室へレッツゴー。
階段の段数が一つ減っていたけれど、僕には解らなかった。

自室にはテレビがある。
そして据え置き型のゲームが繋がれていた。
コントローラーを手にとり、スイッチオン。

軽快な音楽と共にタイトルが表示され、僕はデータをロードする。

続きはどこからだっけな。
一番上のデータをロードすると、

( ^ω^)「と、危ない危ない」

一番上のデータは今日の分だ。
以前までやってたのは上から6403898番目のデータだったっけ。
まさかロードしちゃいないだろうな、と僕は周りを見るけど、特に異変は無し。
ほっと一息ついてゲームを開始する。

もちろん答えはア、オ、イ、イ、ウ、ア、ウ、エだったんだけどね。


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 20:58:31.52 ID:7UnfFRwS0

【22:16】

そろそろ風呂へ入っちゃおう。
いつもはもっと遅いんだけど、早めに済ませておくと何だか得した気分になれる。
意気揚々と浴室の扉を開くと、

( ^ω^)「お?」

そこは誰もいなかった。
ただ、シャワーからお湯が噴き出ているだけ。
湯船には誰かが入っていたけど、僕には見えない。

とりあえず髪を濡らしてシャンプー開始。
頭から洗わないと気が済まないのが僕のジャスティス。
うわ、泡が目に入りそうになってら。

( うω⊂)「シャワーとってー」

左手を出すとシャワーが手に収まった。
ありがとう、と呟いて頭の泡を洗い流してしまう。
目に入りかけた泡も取り除き、そして僕は湯船に目を向ける。

誰かがいるけど誰もいない。

だから黙々と身体を洗っていく。
なんとも綺麗になった僕は、お湯に浸かるために湯船に入った。
代わりに誰かが出たけれど、僕には相変わらず解らない。

しっかりと暖まった僕はお風呂を出て、掛けておいたタオルで頭を拭く。
ふとした違和感に振り向けば、そこにはトイレが口を開けて僕を見ていた。


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 21:01:27.61 ID:7UnfFRwS0

【23:07】

そろそろ日付も変わる頃。
一日と銘打っている以上、残された時間は一時間もないわけで。
ベッドに寝転がって、僕は今日あったことを思い出してみる。

まずツンと出会った。
彼女は可愛い笑みで僕にビンタした。
痛む頬を撫でているとドクオがやってきて、彼は電卓を手渡してきたんだ。
そしてこう言った。
だから僕は代わりにガードレールを笑わせる。
自転車? そんなもの最初から無かったよ。
学校へついた後は、もう本当に騒がしかった。
何せブラジル。 エクアドルならまだしもブラジル。
もうやってらんない。 そう思うよね?
ここは誰? 貴方はリーオル係数について何か知っているの?
知っているなら語るといい。 きっと僕が計算の答えを導き出して、
真理と愛情についての絶対数値を定義することで救いの手がやってくるのだから。

さぁ。

さぁ。

さぁ。

さぁ、

さぁ。

さぁ。                                                                      ( ^ω^)


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 21:03:17.23 ID:7UnfFRwS0

【23:54】

あと数分で一日が終わる。
僕は相変わらずベッドの上で天井を見ている。

今日はここから始まった。
きっと明日もここから始まる。
そう、ここは僕にとって始点であり終点でもあるのだ。

視線を動かすと、窓が見える。
窓の向こうには夜空が広がっていて、大きな月が少しだけ見えていた。
月は星と手を取って踊り、この静かな夜を盛り上げようと必死だ。
途中、建物が壊れるような轟音が聞こえたけど、きっと張り切り過ぎたのだろう。

そろそろ眠気が瞼を重くしてくる。
まだ明日の準備をしていないけれど、
まぁ、明日出来ることは明日すればいいし、このまま寝てしまおう。

どうせ今日はあと6分で終わりなのだから。

寝ちゃおう。
何か大切なことを忘れている気がするけど、寝てしまおう。
今日はこれで終わり。

終わりなんだ。
だから

( ^ω^)「おやすみなさい」

おやすみ。おやすみ。おやすみ。みすやお。みすみす。おやみす。やみすお。みやおす。おやすみ。みすやお。おやみす。


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 21:06:47.69 ID:7UnfFRwS0












       ∧_∧    ( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)
      (    )  ( ^ω^)                    ( ^ω^)
      (⊃ ⊂)    ( ^ω^)                    ( ^ω^)
      | | |      ( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)
      (__)_)
















41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 21:11:00.17 ID:7UnfFRwS0

【23:63】

( ^ω^)「…………」

なんてこったい。
まさかの続行ですか。
63分って人生で278回くらいしか聞いたことがない。

これじゃあ明日なんて夢のまた夢。
だから僕はベッドから起き上がり、頭をポリポリと掻く。

仕方ない。
今日はまだまだ今日でいたいようだ。
なんともワガママだね、こりゃ。

( ^ω^)「じゃあ、まずはクーを助けに行くかお」

そう言って僕は窓を開けた。
夜風が吹きこんできて、僕の髪の毛をくすぐっていく。
外はすでに救世主の支配下にあるから、まずは白い服を手に入れなければ。

クーを助け出そうと思ったのは恋人だから。
ヒロインを救うのはヒーローの決められた義務でしょ?
えーっと、主人公ってこんな感じでいいんだっけ?

( ^ω^)「とぅ」

気合いを一つ入れて僕は窓から飛び出した。
やれやれ、今日もまた大変そうだなー、とぼやきながら。


42 名前: ◆BYUt189CYA :2009/02/09(月) 21:12:35.57 ID:7UnfFRwS0

おわり。

こんな話があっても良いよね、と僕は言わなかった。


46 名前: ◆BYUt189CYA :2009/02/09(月) 21:20:53.85 ID:7UnfFRwS0

解説は不要かと。
昨夜、いきなり浮かんできた何かを無心で書いたらこんな感じに。
解る人は解りますが、矛盾都市TOKYO的な表現が混じってますねー。


というわけで、読んでくれた人はありがとうございました。


けぴっ。
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  1. 2009/02/11(水) 03:06:44|
  2. ブーン系小説(短編)
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